処暑
処暑を過ぎましたが、
何かに追い打ちをかけられているような、、
そんな厳しい暑さが続いております。
この暑さの中では、
さすがに来園される方も疎らになっていますので、
こんな時は涼しいお部屋で、
こちらのブログを通して
真夏の日本庭園の雰囲気だけでも楽しんでいただけますと幸いです…!
(もちろん、実際にお越しいただけると大変嬉しいです!)
さて、日本庭園の夏の見どころと言えば、
前回ご紹介しました
"夏の花形 サルスベリ" の他にも、
築山の美しい芝生。
…まぶしいほどに青々としていて
見惚れてしまいます。
時折、この美しさに誘われてか、、
ついつい足を踏み入れてしまわれる方もおられますが、
、、、こちらは残念ながら立ち入り禁止です。
「下から見上げる」
「中央休憩所や心字池から眺める」などなど。
周辺の景色も含めての
季節のうつろいを感じていただくのが
オススメの鑑賞方法です!
ちなみに。
休園日や開園前には
↓このような感じで
ベテランの職人による手入れが行われています。
つづきましては…
涼やかな竹林。
日本庭園に、こんなにも立派な竹林がある事を
ご存知ない方もいらっしゃるのでは??
風にゆられる様を眺めながら、
さらさらと鳴る葉音に耳をすますと、
すこしだけ暑さも忘れられるかもしれませんね。
他にも、
サワラ林 や 木漏れ日の滝 周辺 のモミジのトンネルなど、
ひんやりとした木陰は
暑さの中でもほっとできるエリアです。
真夏の日中、木陰と日向では
体感温度が20℃近くも違うとか。
ぜひ押さえておきたいポイントです!
暑さ堪える今年の夏は
人間もすっかりバテておりますが、
木々や草花にとっても、非常にツライ夏。
木漏れ日の滝にあるモミジも
この猛暑の影響でバテ気味に。
暑さの影響をやわらげるよう
覆いをかけて少し休憩中です。
日陰が必要なのは、
人間も植物も同じですね。
暑さやわらぐまでは、
このような状態が続きますが、
どうかご理解いただけますと幸いです。
そろそろ9月も近づく中で、
秋の気配はどこへやら…?
といった状況ですが、
竹林周辺では、
秋の七草のひとつ、「オミナエシ」が咲き始めています。
そしてこちらも秋の七草のひとつ、「ハギ」も
秋に向けてぐんぐんとボリュームアップ中!
暑い暑いとは言いつつ、
自然の中では、
着実に秋になる準備が進められているようです。
早く涼しくなりますように…!
美しい秋の日本庭園を、どうぞお楽しみに。