◇◇ 号外 ◇◇ 第14回みどりのまちづくり賞『大阪府知事賞』を受賞しました!
この度、大阪府の 第14回みどりのまちづくり賞
(愛称:大阪ランドスケープ賞)
ランドスケープマネジメント部門において、
阪神造園建設業協同組合が
≪ 大阪府知事賞 ≫ を受賞いたしました!
以下、審査員の先生の講評コメント(全文)を記載します。
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1970年の大阪万博の会場の一部として26haという広大な日本庭園がつくられた。
戦後の関西ではじめて国際的に来訪者を受け入れるために、最高の造園技術を集結した作庭
が行われた。せせらぎの園路を歩くと、上代から中世、近世、さらに現代へと各時代の景が
移り変わるとともに「人類の進歩と調査」という一連の物語性も表現されている。
このような作庭の意図を深く理解するとともに、50年以上の歳月の中で大きく変わってきた
自然の状態を的確に捉え、当時以上の庭の質を維持するための不断の手入れが行われてい
る。ここに庭は展示装置から、この地に相応しい風土へと昇華されつつある。
歴史ある庭園であればあるほど、植木の植替えや大透かしのような大胆な手を入れる管理
には、十分な知識や経験が不可欠であり、ともすれば敬遠されがちである。
ここでは手入れが適切に行われているだけでなく、作業の公開やガイドツアーなどを通して、
高度な技術が広報手段としても生かされている。
さらに、伝統技術を後世に伝えていくために、若い職人や学生への講習会・技術指導が重ね
られており、庭園が生きた自然の場所であると同時に、生きたコミュニケーションの場として
も機能している。
大阪公立大学大学院農学研究科緑地環境科学専攻 准教授 武田重昭 様
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私たち阪神造園建設業協同組合は、
長年にわたる日本庭園の管理の中で、
1970年当時の日本の造園技術の「粋」
を集めて作庭された庭園の
景観を維持しつつ、
変容箇所の修復と景観創出を図り、
府内、国内、海外からの来園者の方に
鑑賞し楽しんでいただけるよう努めてまいりました。
そして同時に、
文化財登録された当庭園が培った
日本庭園管理技術の継承ならびに普及にも
力を入れています。
写真は、
毎冬のこの時期に行われるクロマツの剪定講習会。
今年も京都造形芸術大学の景観管理士の先生をお招きして
講習会が実施されました。
"ありのままの自然"の景観を大切にしている日本庭園では、
ハッキリとメリハリをつけた
剪定は行いません。
自然の樹形を生かす
先生のご指導に、
更に職人たちの長年の経験が加わり、
今年も次々と整えられていきます。
これからも、
日本庭園ならびに万博記念公園が
地域に、更には関西における
「緑」の存在価値と、
良好な緑を活用したまちづくり意識を高めることに
貢献し続けたいと思います。