啓蟄

啓蟄(けいちつ)

土の中で冬ごもりをしていた生き物たちが、目を覚ます頃。


まだまだ冷え込む日もありますが、

日中はどこか春の陽気を感じられる日も増えて来ました。


スタートダッシュの速かった今年の梅。


大寒の寒波によりグッと冷え込んだことで

一旦開花もストップし、


その後は開いて、止まって、を繰り返し、



日本庭園の梅林は今が満開です。



背丈も程よく、花数がとっても多い日本庭園の梅林。


満開の頃には

目線の高さで、一気に華やぎます。



遅咲き品種も満開に。


梅林内を歩いていると、

まだ冷たい早春の風に乗って

ふんわりと梅の香りが届きます。


万博記念公園には、

自然文化園にも大きな梅林がありますが、


こちらの梅林にしかない品種もいくらかあるんです。


「…これはあまり見ない顔だぞ?」

など、自然文化園と見比べてみるのも

楽しいかもしれません。



さあ、梅の季節も間もなく終わり。

二十四節季のこの「啓蟄」の頃からは、


生き物も動き出しますが、

草花も少しずつ春にむけて活動をはじめる頃。


気が付けばマンサクが散り始め、

その近くではトサミズキがつぼみを膨らませ、

振り返るとアセビが可憐な花をつけています。


目まぐるしい春のサイクル。



そんなサイクルにあわせ、

これから動き出す草花や

これよりもっと先に咲き始める花や木々のため、

日々の作業も少しずつ増えていきます。



高所作業車を使用しての、大枝抜き・透かし剪定。


整枝・剪定作業。


これらは不要な枝や、込み合う箇所を間引くことで
風通しや陽当たりが良くなり、病気や虫の発生を防ぎます。

木々の生育をコントロールして健やかに保つためには、
いずれも欠かせない作業となります。



定期的に開催している『植栽管理技術講習会』では、
実際に現場で確認を行いながら、

職人の技術の更新・向上に努めています。






また、この時期は他にも、

日本庭園の夏の花形、
はす池の『花ハス』の管理作業も。



地下茎で繋がっているハスの花は、
放っておくと次々に広がり繁殖していきます。





水を抜いている今の時期に
地下茎の整理や除去を行うことで


品種毎にエリア分けされた
あの美しいはす池の風景が生まれるのです。

(※2025年7月撮影画像)


華やかな舞台の裏では、

このような作業が
こんな時期に行われていようとは・・・


知られていない事もたくさんありますね。




そしてそして、
そろそろ  皆が そわそわ し始める

『桜』の季節が近付いています!



深山の泉周辺では、




サクラの樹勢回復作業や

芝生張替え作業 などなど。



皆様にサクラを楽しんでいただけますよう

来たる春に備え、準備は万全です!





あとは、春を待つだけ・・・??


いえいえ、まだまだ作業は続きます。




春に向けて、

次回も少し、
そんな管理作業の一部をご紹介していければと思います。



桜の花が開くまで、


まだ少しひんやりとする日が続きますので

皆さま風邪など召されませぬよう、
温かくしてお過ごしください。


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