大暑
大暑(たいしょ)
一年でもっとも暑さが厳しく感じられる頃。
猛暑を通り越して酷暑の今年は、
私たち人間はすっかりまいっていますが、
木々や草花は
緑をますます濃くして
夏を喜んでいるかのよう。
この暑さ故に
花は少なくなってしまう季節ではありますが、
はす池では、
まだまだハスの花の見ごろが続いています。
ハスの見ごろの時期に、
毎年来園者の方からいただく、
「このハスの根って、レンコンなんですか?」というご質問。
「蓮根」という名の通り、根っこだよね?
と思いますが、
正式には、レンコンは "根" ではなく、
土の中の地下部分で横に伸びた "茎(地下茎)" が大きく育ったもの。
水面には一輪一輪が独立して咲いているように見えるハスですが、
泥の中では地下茎が横へと伸び、
花や葉はこの茎により、つながっているのです。
…じゃあ
はす池のハスも、しばらく地下茎を放っておけば
レンコンが収穫できる??
という話になりますが、
見た目はもちろん、
穴の通ったレンコンそのもの。
ですが、
鑑賞用の花ハスのレンコンというのは、
あまり肥大化せずに細く、繊維質で硬く、
食べてもあまり美味しくないと言われています。
一般的に出回っている食用のレンコンは、
地下茎が太く大きく育つように改良された品種なのです。
池の上では可憐な花を咲かせ、
池の下では力強く命をつないでいく。
そんな姿も、ハスならではの魅力なのかもしれません。
連日厳しい暑さが続くこの季節は、ハスが美しく咲く朝の時間帯でも、
熱中症には十分な注意が必要。
さらには、
ひと休みするのも、日本庭園の楽しみ方のひとつ。
、、、ということで
日本庭園内の『涼スポット』をご紹介します!
まずは、みんな大好き『竹林』
竹林内にお入りいただくことはできませんが、
さらさらと心地よい葉音や
ながーい竹が風にゆらゆらと揺れる様は
眺めているだけでも、涼やか!
日本の涼風景の代表とも言えるのではないでしょうか。
つづいて、
もはや無意識に探してしまう『木陰』
数日もすれば刈った草がまた伸び始めるほど、
その勢いは旺盛です。
暑さとの戦いではありますが、
作業を終えて整った芝生や園路を見ると、
「来園者の皆さまに、今日も気持ちよく歩いていただけるかな。」
と、そんなことを思いながら、
少し嬉しくなる瞬間でもあるのです。